演題

OP-170-1

肝細胞癌切除後再発予後に対するNK細胞Licenseの累積効果

[演者] 谷峰 直樹:1
[著者] 田中 友加:1, 小林 剛:1, 田代 裕尊:1, 大段 秀樹:1
1:広島大学消化器・移植外科

【背景】NK 細胞が自己のHLAを認識する抑制性Killer immunoglobulin-like receptors (KIRs)の表出(自己認識能獲得)と共に、潜在的活性強化を受ける機構を「License」と呼ぶ。抑制性KIR、HLA遺伝子型の多様性による個体差が肝細胞癌術後再発予後に与える影響を検討した。【方法】1997年~2010年の初回肝切除症例170例を対象とし、rSSO-PCR法を用いたKIR, HLA genotypingを行った。患者・腫瘍因子、計9項目を用いてPropensity score matching法による調整後、再発予後解析を行った。【結果】KIR-HLAペア保有数により無再発生存曲線は階層化され、有効なKIR-HLAペア≧3個の群はペア≦2個の群に比べ、有意に術後再発予後が良好であった(P = 0.0183, 調整ハザード比 0.57)。【考察】KIR-HLA遺伝型による再発ハイリスク群が存在し、NK細胞のLicense機構がHCC術後予後に強く関わることが示唆された。
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