演題

OP-169-2

肝細胞癌における単位体積あたりの腫瘍マーカー値と予後との関係

[演者] 伊古田 正憲:1
[著者] 今村 宏:1, 行田 悠:1, 内藤 滋俊:1, 水野 智哉:1, 大黒 聖二:1, 中山 昇:1, 藤原 典子:1, 吉本 次郎:1, 須郷 広之:1, 石崎 陽一:1, 川崎 誠治:1
1:順天堂大学肝胆膵外科

【はじめに】肝細胞癌において腫瘍マーカー高値は予後予測因子とされている。一方、腫瘍が小さいにも関わらず、腫瘍マーカーが高値を示す症例は予後不良であるとする報告がある。今回単位体積あたりの腫瘍マーカー値を検討し、予後を比較検討した。【対象】肝細胞癌に対し切除を施行した365例を対象とした。【結果】AFP高値群では全生存率では有意に予後不良であったが、無再発生存率では有意差を認めなかった。またPIVKA-Ⅱ高値群では全生存率、無再発生存率ともに有意に予後不良であった。続いて単位体積当たりのAFP値、PIVKA-Ⅱ値を3群に分けて比較検討したが、全生存率、無再発生存率ともに有意差は認められなかった。【結語】腫瘍マーカーは腫瘍の進行に伴い上昇し、腫瘍マーカーが高値を示す症例は予後不良であった。単位体積当たりの腫瘍マーカー値と予後に有意な関連を認めず今回の検討では小腫瘍で腫瘍マーカー高値の症例が予後不良とはいえなかった。
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