演題

OP-168-6

ALPPS (associating liver partition and portal vein ligation for staged hepatectomy) 手術における残存予定肝容量変化と機能的容量変化

[演者] 川口 大輔:1
[著者] 松尾 憲一:1, 平野 敦史:1, 森 幹人:1, 小杉 千弘:1, 首藤 潔彦:1, 遠藤 格:2, 幸田 圭史:1, 田中 邦哉:1
1:帝京大学ちば総合医療センター外科, 2:横浜市立大学消化器・腫瘍外科

【背景】ALPPS手術が近年注目され臨床応用されつつあるが肝容量変化と機能的容量変化の相関は明らかとされていない。【目的】ALPPS手術と従来の2期的切除とで,残存予定肝容量,機能的肝容量の変化を比し容量変化が機能的変化を伴うか否かを検討することを目的とした。【対象と方法】2期的切除或いはALPPS手術を施行した転移性肝癌切除例を対象とし2期的切除群(n=6)とALPPS群(n=7)で比較。【結果】ALPPS群の残肝容量比は,2期的切除群に比し,高率だった。特に肝実質離断により静脈ドレナージが途絶する鬱血域の委縮率がALPPSでは-15.5%と2期的切除の-0.06%に比し高度で(P=0.05),ALPPSの早期の残肝容量変化に鬱血域が関与する可能性が示唆された。一方,機能的容量変化はALPPS群が低率であった。【結語】ALPPS手術による残存予定肝容量の増大率は高率だが,機能的変化は従来の2期的切除よりも低率であり切除範囲決定の際に十分な注意を要すると考えられた。
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