演題

OP-168-5

肝予備能不良肝細胞癌に対する治療戦略と根治性への工夫

[演者] 迫田 雅彦:1
[著者] 上野 真一:2, 飯野 聡:1, 樋渡 清司:1, 南 幸次:1, 蔵原 弘:1, 又木 雄弘:1, 前村 公成:1, 新地 洋之:1, 夏越 祥次:1
1:鹿児島大学消化器・乳腺甲状腺外科, 2:鹿児島大学臨床腫瘍学

HCCは系統的切除(A-Hx)が基本で予備能不良例(PLF)は非系統的切除(NA-Hx)や焼灼(Ab)で対処してきた.予後解析にて07年からはPLFに対し外科的Abを基本としたが,最近は小範囲の解剖学的切除を導入. PLFでの外科治療の工夫を供覧する.【対象】前期2000〜05年,3cm/3個以下HCC132例と後期2007〜10年の56例【結果】1)前期:3/5年OSはA-Hx:97/97,NA-Hx:88/79,S-Ab:97/93%. 3/5年DFSはA-Hx:74/57,NA-Hx:40/31,S-Ab:65/36%. S-Abは良好で07年以降,予備能がA-Hx許容外はS-Abをfirst choice. 2)後期:3/5年OSはA-Hx:94/94,S-Ab:71/66%.3年DFSはA-Hx:76,S-Ab:15%. 3)焼灼後再発は治療局所or同亜区域内が前期/後期:28/42%でPLFでの外科切除を再導入. 門脈穿刺での小区画切除でICGによる近赤外線蛍光法を利用.【結語】後期はPLFにS-Abで対処したが予後は前期より悪化.治療部近傍の再発増加が考えられたため予備能不良でも解剖学的な領域を同定し切除を行っている.
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