演題

OP-168-4

術後肝不全を合併しない肝切除術式の選択方法

[演者] 蔵満 薫:1
[著者] 福本 巧:1, 宗 慎一:1, 吉田 俊彦:1, 木下 秘我:1, 田中 基文:1, 武部 敦志:1, 松本 拓:1, 後藤 直大:1, 浅利 貞毅:1, 外山 博近:1, 木戸 正浩:1, 味木 徹夫:1, 具 英成:1
1:神戸大学肝胆膵外科

【背景】我々はこれまで術後肝不全(PHLF)が摘出肝線維化と切除量により規定される事を明らかにした。そこで摘出肝線維化に影響を及ぼす因子に注目し検討を行った。【方法】2010年から2013年末までに実施した肝癌肝切除153症例を対象とした。【結果】摘出肝線維化と有意に相関する術前因子は術前肝線維化(相関係数0.6201)/血小板値(0.3072) /ICG値(0.2803)/アルブミン値(0.2596)/PT%値(0.2497)であった。術前術中肝線維化の過少評価率では、術中肝生検の方がより鋭敏に摘出肝線維化を予測し得た。現在神戸大学では術中肝生検F3以下の症例にのみ葉切除を実施している。PHLF (B/C)は全体の19%に発症し、このうち侵襲的な治療を要するPHLF Grade Cは幕内基準内の3例に発症した。【考察】今回の検討の結果我々の術式選択ではPHLF Grade Cの発症率を増加させる事なく幕内基準では手術適応とならない40%の症例に肝切除術を実施し得た事が明らかとなった。
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