演題

OP-168-3

肝細胞癌切除術における幕内基準逸脱症例の検討

[演者] 村上 昌裕:1
[著者] 清水 潤三:1, 古賀 睦人:1, 人羅 俊貴:1, 川端 良平:1, 小田 直文:1, 廣田 昌紀:1, 吉川 正人:1, 森島 宏隆:1, 池永 雅一:1, 松並 展輝:1, 長谷川 順一:1
1:大阪労災病院外科

(目的)これまでに経験した肝細胞癌切除症例のアウトカムにおける幕内基準内外での差の有無を後方視的に検討した。(方法)2011年4月から2014年8月までに、当科で肝細胞癌切除術を行った85例(鏡視下手術14例を含む)を対象とし、そのうち幕内基準内の術式を施行した72例と基準外の13例について、手術成績を比較検討した。(結果)背景でT-BilやAlb値、AST、PT、ICG-R15に有意な差を認め、Child-Pugh分類scoreは基準外が高かった。手術成績として手術関連死は認めなかったが、基準外では出血量が多く(p=0.04)、術後在院日数が有意に長かった(p=0.01)。また基準外で合併症の発生は多かったが(p=0.03)、Clavian-Dindo分類Grade III以上の発生に有意な差は認めなかった。(結論)今回の検討では幕内基準外の症例が約15%あり、合併症の増加と術後在院日数の延長を認めたが、総合的な判定により耐術は十分可能であった。今後、新たな基準が必要と考えられた。
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