演題

OP-167-8

分子標的治療剤使用後の肝切除術における肝硬度測定の有用性の検討

[演者] 林 覚史:1
[著者] 後藤 邦仁:1, 小林 省吾:1, 高橋 秀典:1, 秋田 裕史:1, 杉村 啓二郎:1, 三吉 範克:1, 本告 正明:1, 大森 健:1, 能浦 真吾:1, 藤原 義之:1, 大植 雅之:1, 矢野 雅彦:1, 石川 治:1, 左近 賢人:1
1:大阪府立成人病センター消化器外科

分子標的薬投与後の肝切除術の際,肝臓が柔らかくなっていることがある.そこで物性測定器を用いて肝組織の硬度を測定し有用性を検討した.[対象/方法]組織学的肝線維化がf0/f1であった40例を対象とした.物性測定器を用いて硬さ(Hardness:高値=硬い)および,脆さ(Fracture:高値=脆い)を測定した.Bevacizumab投与群(Bev群:n=7)/非投与群(non-Bev群:n=33)の2群に分け比較検討した.[結果]1)術前因子については両群間に有意差を認めなかった.2)Hardnessについては,Bev群/non-Bev群=1306/1634(p=0.23)で両群間に有意差を認めなかったが,Fractureについては,Bev群/non-Bev群=3218/1124 (p=0.01)と,Bev群において有意に脆いという結果であった.3)術後AST(Bev群/non-Bev群=847/547; p=0.02)で有意差を認めたが,その他の術後因子については有意差を認めなかった.[結語] 分子標的薬投与後の肝組織の柔らかさは,TENSIPRESSERによるFractureにより評価できる可能性が示唆された.
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