演題

OP-167-6

術後合併症リスク評価におけるMR elastographyによる肝線維化診断の有用性

[演者] 佐藤 直哉:1
[著者] 穴澤 貴行:1, 見城 明:1, 木村 隆:1, 佐藤 哲:1, 菊池 智宏:1, 渡邊 淳一郎:1, 後藤 満一:1
1:福島県立医科大学臓器再生外科

【目的】MR elastographyによる肝繊維化診断(liver stiff measurement; LSM)が可能となった。LSMを含む複数因子から肝切除術後合併症の危険因子を抽出した。【方法】対象は当科で実施した肝切除(他臓器合併切除例、胆道再建例を除く)31例。平均年齢73歳、男女比は22 : 9。対象を合併症群(9例)と非合併症群(22例)に分け、単変量解析で有意な因子について多変量解析を行い、独立危険因子を抽出(有意水準5%)。【結果】術後合併症は9例(29%)で、在院死1例(肝不全),難治性腹水2例,真菌感染症2例,難治性胸水1例,腹腔内膿瘍3例,胆汁瘻1例,肝不全3例。単変量解析にてLSM(p=0.004),術中出血量 (p=0.005),肝線維化スコア(p=0.01),術中輸血の有無(p=0.016),術前アルブミン値(p=0.016)が有意な因子であり、多変量解析ではLSM(p=0.038)のみが独立危険因子であった。【結語】LSMは術後リスク因子であった。低侵襲な検査で新たな術前肝予備能の指標となる。
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