演題

OP-167-5

肝切除症例における肝予備能評価としての術前肝線維化検査の有用性

[演者] 石井 政嗣:1
[著者] 板野 理:1, 篠田 昌宏:1, 北郷 実:1, 阿部 雄太:1, 八木 洋:1, 日比 泰造:1, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科

【目的】肝切除前に評価できる肝線維化検査の有用性を検討する。【方法】ISGLS分類でGradeA以上の術後肝不全の発生、術後肝機能の回復と術前の線維化評価、術前ICG、術前の肝機能との関連につき当院で肝切除を施行した66例で検討した。【結果】当院での術後肝不全は11例(ISGLS分類A/B/C=6/5/0)であった。術後在院日数が50日を超えたものが7例あった。術後肝不全の予測因子としては術前4型コラーゲン7S、術前PT-INRが挙げられた。肝機能の回復期間を比較するとTB<2mg/dlに回復する期間は術前4型コラーゲン7S<6ng/mlで優位に早く、Albが3g/dl以上に回復する期間は術前Fibroscan<10kPa、術前4型コラーゲン7S<6ng/ml、術前ヒアルロン酸<50ng/mlで優位に早かった。【考察】術前肝硬度の高い症例は慎重な術後管理が必要であり、術前肝線維化評価は将来的には肝切除の限界、術式決定の判断に有用である可能性が示唆された。
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