演題

OP-167-4

肝硬度測定による肝切除後肝不全予測システムの構築

[演者] 田浦 康二朗:1
[著者] 田邉 和孝:1, 山本 玄:1, 西尾 太宏:1, 奥田 雄紀浩:1, 波多野 悦朗:1, 上本 伸二:1
1:京都大学肝胆膵・移植外科

[目的・方法] 肝切除術を施行した240症例において, ARFIにより剪断波伝播速度(SWV(m/s))を測定し、肝切除後肝不全(PHLF)予測能を前向きに検討した。CTにて切除肝容積割合(RR(%))を算出し、PHLFはISGLS基準により判定した。各肝機能因子のPHLF予測能をROC解析により検討した。[結果] PHLFは41例(18.7%)に発生。SWVはMetavir線維化スコアと良い相関を認めた(F0 /1 /2 /3 /4 : 1.3 /1.4 /1.6 /1.8 /2.7 m/s)。ROC解析によるPHLF予測能は優れた順にSWV、ヒアルロン酸、総胆汁酸、PLT、PT-INR、T-Bil、ALT、ICG Kであった。これらにRRを加えた9因子による多変量解析ではSWV、PLT、T-Bil、RRが有意な因子となった。これら4因子にてPHLF risk indexを導きPHLFの予測能をROC解析で評価するとAUROCは0.8257と良好な値を示した。さらにこの4因子よりPHLF発生確率を定量的に計算することができるシステムを構築した。[結論] 肝硬度はPHLF予測に有用である。
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