演題

OP-166-8

門脈塞栓術後の99mTc-GSA-SPECTを用いた残肝機能予測の有用性

[演者] 三木 厚:1
[著者] 佐久間 康成:1, 森嶋 計:1, 笠原 尚哉:1, 笹沼 英紀:1, 佐田 尚宏:1, 安田 是和:1
1:自治医科大学消化器一般外科

【はじめに】門脈塞栓術(PVE)症例に対し、安全な肝切除のために、術前残肝機能予測が重要である。機能分布を考慮した残肝機能評価の有用性を検討した。【対象と方法】当科にてPVEを施行した30例を検討した。99mTc-GSA-SPECTとCTを用いて、残肝機能を測定した。残肝機能定量には99mTc-GSAクリアランス値(Cl:ml/min)と機能的肝容積(ml)を用い、術後肝不全予測に対する有用性を検討した。【結果】PVEは10例に開腹門脈結紮術を行い、20例に術前経皮経肝的門脈枝塞栓術(PTPE)を行った。左葉のClは106ml/minから173ml/minへと有意に上昇し、機能的肝容積は602mlから702mlへと上昇した。左葉Clと機能的肝容積上昇率は門脈結紮とPTPEで有意差はなかった。肝不全はISGLS、GradeAが4例、GradeBが2例であった。肝不全のリスクファクターは、Clが140ml/min以下で機能的肝容積が500mlの症例であった。【結語】Clと機能的肝容積は、PVE後の残肝機能評価予測に有用である。
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