演題

SY-9-3

胆道形態からみた胆道閉鎖症分類および葛西手術の標準化に対する提言

[演者] 橋本 俊:1
[著者] 鈴木 達也:2, 近藤 知史:3, Husein Mohamed:4
1:名古屋西病院, 2:藤田保健衛生大学小児外科, 3:名古屋市立大学小児・移植外科, 4:埼玉医科大学総合医療センター

<目的>胆道閉鎖症(BA)の胆道造影所見の検討をもとに分類および葛西手術標準化の一助となることを目的とした。<対象と方法>術前または術中に胆道造影像を得たものが1−Cyst型13例、Ⅱ型6例、Ⅲ型2例、術後経過中には6例ではPTC胆道造影像、現在30歳以上生存5例でMRCにより、胆管形態の評価が可能で胆道形態の特徴を検討した。<結果> 1.門脈域胆管が複数の細い管として認め、網目状で末鞘に広がる。2.辺縁が比較的明瞭な肝内胆管を認めるが狭窄と拡張をしめす。3.明らかに肝内胆管が正常に近い形態を示すⅠ—Cyst 型。4.BA特有な肝内胆管形態を示す2例が経過中に十二指腸への交通を認めた。 <まとめ>BAの胆管形態は再生胆管で構成されたものと、狭窄と拡張の不規則な連続を示すものに大別でき、肝外胆道形態の肉眼的な細分類はBAの予後に影響せず、肝内胆管造影の可否と形態により分類し、正確な肝門部腸吻合(葛西手術)の実施が望まれる。
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