演題

OP-164-2

生体肝移植術前プロカルシトニン値測定の意義

[演者] 原 貴信:1
[著者] 曽山 明彦:1, 高槻 光寿:1, 日高 匡章:1, 木下 綾華:1, 北里 周:1, 足立 智彦:1, 夏田 孔史:1, 釘山 統太:1, カーペンター いづみ:1, 藤田 文彦:1, 金高 賢悟:1, 黒木 保:1, 江口 晋:1
1:長崎大学移植・消化器外科

【はじめに】肝移植術前感染症は全身状態改善、最終培養陰転化による治療効果を確認して手術を行うが、早期の術後感染症を合併することがある。我々は術前のプロカルシトニン(PCT)値に着目し、術後感染症が予測可能か検討した。【対象】生体肝移植204例中、術前PCT値を測定した48例を対象に、術後感染症発生率、予後を検討。PCT>0.5(ng/ml)を陽性とした。【結果】術前PCT値は0.24 ng/ml (0.05-6.19)で陽性13例。陽性群でMELD scoreが有意に高かった(15 vs 35, p=0.009)。術後1週間、1か月以内の感染症発生率はいずれも有意差なし。一年生存率も群間で差を認めなかった。PCT>2 ng/mlでは5例全てが2週間以内に重篤な感染症に罹患し、3例が1年以内に死亡していた。【結論】術後感染症の発生率、短期予後に差はなく、術前PCT値による術後経過予測は困難。一方でPCT高値症例は術後早期に重篤な感染症を発症しており、手術施行時期を慎重に検討する必要がある。
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