演題

OP-164-1

シメプレビルを用いた成人生体肝移植術後C型肝炎の治療成績

[演者] 溝田 高聖:1
[著者] 篠田 昌宏:1, 海老沼 浩利:2, 永 滋教:1, 板野 理:1, 尾原 秀明:1, 北郷 実:1, 日比 泰造:1, 八木 洋:1, 阿部 雄太:1, 松原 健太郎:1, 山岸 由幸:2, 金井 隆典:2, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科, 2:慶應義塾大学消化器内科

シメプレビル(SMV)はPEG-IFN/ RBVとの3剤併用療法でC型肝炎に対して高い治療効果を発揮し、カルシニューリンインヒビター(CNI)との相互作用も少ないとされる。我々は2014年2月より同療法を生体肝移植術後C型肝炎7例に施行した。治療前後のCNIの投与量やトラフ値の変化、抗ウイルス効果、有害事象等につき検討した。いずれの症例も3剤併用療法を導入された後もCNIの投与量を大きく変えずして血中濃度を保つことができた。治療開始前と比較した一週間後のCNI投与量および血中濃度の変化率は各々1.0±0.03、1.0±0.17。治療開始前のHCV RNA量はいずれも高値(6.6-7.4 IU/ml)であったが、5例において平均30.6日で検出感度以下になった(4例RVR、1例EVR)。4例で貧血のためRBVを減量、1例でEVR達成後微熱によりSMVを中止した。本療法は肝移植後において良好な抗ウイルス効果を発揮するとともにCNIとの相互作用、有害事象とも少ない可能性が示唆された。
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