演題

OP-163-5

胆道閉鎖症における生体肝移植後拒絶反応の危険因子の解析-マイクロキメリズムの免疫寛容に対する影響-

[演者] 眞田 幸弘:1
[著者] 川野 陽一:2, 三木 厚:3, 相田 順子:4, 仲村 賢一:4, 下村 七生貴:4, 石川 直:4, 新井 冨生:5, 平田 雄大:1, 山田 直也:1, 岡田 憲樹:1, 井原 欣幸:1, 浦橋 泰然:1, 安田 是和:3, 田久保 海誉:4, 水田 耕一:1
1:自治医科大学移植外科, 2:日本医科大学消化器外科, 3:自治医科大学消化器一般外科, 4:東京都健康長寿医療センター研究所老年病理学研究チーム, 5:東京都健康長寿医療センター病理診断科

【背景】 臨床的に胆道閉鎖症(BA)の肝移植後予後は良好であるが、BAの原因としてマイクロキメリズムの関与が指摘されており、マイクロキメリズムによる免疫寛容が関与している可能性がある。今回、BAの肝移植症例において、拒絶反応の危険因子を解析したので報告する。【方法】 対象は生体肝移植を施行したBA 114症例。ドナーは全例両親。母-娘(43)、母-息子(18)、父-娘(33)、父-息子(20)の4グループに分類した。【結果】 拒絶反応は36.8%に認め、グラフト5年生存率は96.5%であった。拒絶反応の危険因子は、ドナー・レシピエントの性別不一致であった(p=0.012)。また、父-娘は母-娘に比べて有意に拒絶反応を合併した(p=0.002)。【考察】 BAの拒絶反応は、ドナー・レシピエント性別不一致が危険因子であり、特に父-娘で合併率が高かった。BAに対する生体肝移植において、母子間のマイクロキメリズムの免疫寛容への関与が示唆された。
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