演題

OP-163-4

当院における肝移植後de novo ドナー特異的抗HLA抗体陽性症例の検討

[演者] 深作 慶友:1
[著者] 後藤 了一:1, 江本 慎:1, 川村 典生:1, 腰塚 靖之:1, 高橋 徹:1, 太田 稔:2, 青柳 武史:1, 鈴木 友己:1, 神山 俊哉:1, 山下 健一郎:3, 武冨 紹信:1, 嶋村 剛:2
1:北海道大学消化器外科I, 2:北海道大学移植医療部, 3:北海道大学移植外科

【背景】近年ドナー特異的抗HLA抗体(DSA)の制御が移植グラフトの保護に重要とされている。【目的】肝移植後de novo DSA陽性例の臨床病理学的特徴を明らかにする。【対象】1997~2013年に当院で施行した生体、脳死肝移植269例【結果】肝移植後リンパ球XM陽性48症例中DSA陽性は16例(成人9、小児7)であり、平均MFI 値は10251.1、抗HLA-DQ抗体が12例で最多であった。5例(成人2、小児3)がF2以上のグラフト線維化を伴い、 MFI>10000以上、移植後1年時のFK単剤が有意な(p<0.05) 線維化の危険因子であり、CIT ≥60分かつACR episode有りの場合に線維化が多い傾向を認めた(p=0.07)。HCV関連疾患は3例であったが、線維化と関連は無かった。【結語】高MFI-DSA、免疫抑制剤減量がde novo DSAのグラフト線維化に関与した。
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