演題

OP-161-2

過食に起因する肝細胞癌の発症メカニズム~NeuropeptideYの関連~

[演者] 木下 綾華:1
[著者] 高槻 光寿:1, 日高 匡章:1, 曽山 明彦:1, 江口 晋:1, 下川 功:1
1:長崎大学移植・消化器外科

【背景】摂食量制限(Caloric Restriction:CR)の寿命延長・腫瘍抑制効果は、強力な摂食促進作用を持つ神経伝達物質NeuropeptideY(NPY)の欠失により失われる。近年NASHの増加により過食とHCCとの関連が注目されており、NPYと、HCCの間にも関連が推察される。【目的】過食に起因するHCCとNPYの関連を解明する。【方法】NPY(+/-)or(-/-)マウスを使用、自由摂食(Ad Libitum:AL)/CR/高脂肪食自由摂食(High Fat Diet:HFD)群に分け、生後12週より食事制限。各群ともn=NPY(+/-):9、NPY(-/-):12。生後48週で肝臓を採取、組織学的に検討。【結果】腫瘍発生率はNPY(-/-)AL・HFD群で有意に高値。腫瘍占拠率はNPY(-/-)HFD群が最も高値。背景肝の脂肪沈着はCR、AL、HFDの順で高度だが、同じHFD群でもNPY(+/-)よりもNPY(-/-)で高度。【まとめ】過食による肝臓への脂肪沈着とHCCの進展におけるNPYの関連が示唆され、分子メカニズムを検討中。
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