演題

OP-160-7

インターフェロンは肝癌細胞において細胞周期のS/G2/M期に作用してG0/G1期でアポトーシスを誘導する

[演者] 前田 栄:1
[著者] 和田 浩志:2, 丸橋 繁:2, 友國 晃:2, 富丸 慶人:2, 浅岡 忠史:2, 川本 弘一:2, 江口 英利:2, 梅下 浩司:3, 石井 優:4, 永野 浩昭:2, 土岐 祐一郎:2, 森 正樹:2
1:国立病院大阪医療センター外科, 2:大阪大学消化器外科, 3:大阪大学周手術期管理学, 4:大阪大学免疫細胞生物学研究室

【目的】進行肝癌に対するIFN/5FU併用化学療法の作用機序解明のため、IFNの細胞周期に与える影響を可視化し、その制御因子の同定を目的とした。【方法】肝癌細胞にIFNAR2と、細胞周期を可視化するプローブ(Fucci)を遺伝子導入し、IFN投与後にtime-lapse imagingを行った。細胞周期を同調させ,IFNの作用点を解析し、最後に細胞周期依存性に発現が誘導される因子を同定した。【結果】IFNは,G0/G1期でアポトーシスを誘導した。早期S期に同調した細胞は、51.7%が、S/G2/M期からG0/G1期に入った後にアポトーシスを生じ、G0/G1期に同調した細胞では,S/G2/M期を経て、再度G0/G1期に突入した細胞でのアポトーシス発生頻度が29.4%と最も多かった。IFNによりp63が細胞周期依存性に誘導され、p63の抑制実験ではCaspaseの活性が抑えられた。【結語】IFNがS/G2/M期に作用点を持ち、G0/G1期で細胞のアポトーシスを誘導し、制御因子としてp63が関与することを同定した。
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