演題

OP-160-6

肝細胞癌に対するCD13阻害薬(ウベニメクス)を用いた併用療法による抗腫瘍効果および作用機序に関する基礎的検討

[演者] 山下 雅史:1
[著者] 和田 浩志:1, 丸橋 繁:1, 友國 晃:1, 富丸 慶人:1, 浅岡 忠史:1, 川本 弘一:1, 江口 英利:1, 梅下 浩司:2, 永野 浩昭:1, 土岐 祐一郎:1, 森 正樹:1
1:大阪大学消化器外科, 2:大阪大学周手術期管理学

【目的】肝癌において癌幹細胞を標的とした治療法を確立するため、CD13阻害薬と抗癌剤を併用し、その抗腫瘍効果と作用機序について検討した。【方法】ヒト肝癌細胞株を用いて5FU、CDDP、DXR、SORの投与前後のCD13の発現割合の変化を確認した。CD13阻害薬であるウベニクス(Ube)と抗癌剤を併用しMTTアッセイを行いCombination Index(CI)を算出し相互作用を評価した。Annexin Vアッセイにてアポトーシスについて検討した。【結果】3.0%前後であったCD13の発現割合は、抗癌剤投与後に9.8-35.9%まで上昇した。Ubeと5FU、CDDP、DXRのCI値はHuH7でそれぞれ0.49、0.59、0.68、PLCで0.64、0.59、0.70と相乗効果を認め、SORではHuH7で1.17、PLCで0.92と相加効果であった。5FU、CDDP、DXRは、Ubeとの併用でアポトーシスを増強したが、SORでは増強を認めなかった。【結語】肝癌細胞株では、Ubeと5FU、CDDP、DXRの併用にてアポトーシスが増強し相乗効果を示した。
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