演題

OP-159-4

膵全摘術の短期・長期成績および生存患者の生活の質に関する検討

[演者] 渡邉 雄介:1
[著者] 大塚 隆生:1, 藤本 崇聡:1, 伊達 健治朗:1, 木村 英世:1, 松永 壮人:1, 田村 公二:1, 宮坂 義浩:1, 山田 大輔:1, 高畑 俊一:1, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科

目的:膵全摘術(TP)の短期・長期成績と生活の質(QoL)に関する検討を行った。方法:TPを行った44名を対象とした。25名の生存患者を対象としてQoLをShort Form36v2を用い検討した。結果:TP術後合併症率は32%、周術期死亡率は5%であった。生存期間の中央値は51ヶ月、3年・5年生存率は64%、48%であった。70歳以上の高齢者(n=23)と70歳未満の若年者(n=21)の2群間で比較すると術後合併症率は高齢者で有意に高かった(48% vs. 14%; P=0.02)が、周術期死亡率、在院日数、生存率に有意差を認めなかった。生存者の96%は血糖自己管理が行えており、HbA1cの中央値は7.4%であった。33%(8名)に下痢の訴えがあり、下痢の訴えのない患者と比較するとQoL値は有意に低かったが、全生存患者のQoL値は年代別国民標準値と比較して有意差を認めなかった。結語:高齢者にもTPは安全に施行可能であった。膵機能不全に対する自己管理が可能な患者であれば、TP術後のQoL値は保たれていた。
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