演題

OP-159-3

慢性膵炎に対する外科手術の有用性についての検討

[演者] 酒井 望:1
[著者] 清水 宏明:1, 大塚 将之:1, 加藤 厚:1, 吉富 秀幸:1, 古川 勝規:1, 高屋敷 吏:1, 高野 重紹:1, 久保木 知:1, 岡村 大樹:1, 鈴木 大亮:1, 賀川 真吾:1, 宮崎 勝:1
1:千葉大学臓器制御外科

【目的】当教室における慢性膵炎手術症例の治療成績を検討し、外科手術の有用性を明らかにする。【対象】2006年10月から2014年3月までに慢性膵炎に対し膵管減圧術を施行した18例について検討した。【結果】成因はアルコール性15例、特発性2例、その他1例であった。Mortalityは0%、Morbidityは27.8%で、術後膵液漏(ISGPF)GradeBを1例に認めた。疼痛コントロールは概ね良好で、14例で術前と比較して痛みが軽減、あるいは消失した。またこれらの症例では、術前、6ヶ月後、1年後のAlb値はそれぞれ3.7、4.2、4.5 g/dl、総リンパ球数は1395、1862、2002 /μl、PNI (Prognostic Nutritional Index)は43.6、50.9、54.8でいずれも術前と比較して有意に改善していた。【結語】慢性膵炎に対する手術療法は安全に施行可能であり、良好な疼痛コントロール、栄養状態の改善も認められるため、内科的治療が困難な症例に対しては有用な治療選択肢であると考えられた。
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