演題

OP-159-1

慢性膵炎の発症機構の解析

[演者] 坂田 和也:1
[著者] 大村谷 昌樹:2, 有馬 浩太:1, 井上 梨沙:1, 髙城 克暢:1, 橋本 大輔:1, 新田 英利:1, 今井 克憲:1, 林 洋光:1, 近本 亮:1, 馬場 秀夫:1
1:熊本大学消化器外科, 2:熊本大学生命資源センター

【目的】我々はSPINK1(Serine protease inhibitor Kazal type1)のマウスホモログSpink3のノックアウトマウスを樹立したところ出生後に死亡した。そこでヒトSPINK1遺伝子をマウスSpink3領域に置換してノックインマウスを樹立し、SPINK1の異常によって引き起こされる遺伝性膵炎の発症機序を明らかにする。【対象・方法】ヒトSPINK1ミニ遺伝子(Spink1:SP1)をSpink3遺伝子プロモーター直下に置換し、ノックインマウス(Spink3SP1/+)を樹立した。このマウスとSpink3+/-マウスを交配して、Spink3SP1/SP1マウスとSpink3SP1/-マウスを樹立した。カテプシンBをノックアウトすることにより慢性膵炎におけるトリプシンの役割について解析した。【結果】カテプシンB欠損マウスにおいては慢性膵炎の重症度に変化を認めなかった。【考察】このモデルマウスでは炎症の慢性化に関してトリプシンではなくオートファジーの機能不全が関与している可能性が示唆された。
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