演題

OP-158-5

ドレーンアミラーゼ値の推移からみた膵頭十二指腸切除術後の適切なドレーン管理の検討

[演者] 前田 貴司:1
[著者] 萱島 寛人:1, 原田 昇:1, 増田 隆伸:1, 郡谷 篤史:1, 伊藤 修平:1, 松山 歩:1, 濱武 基陽:1, 筒井 信一:1, 松田 裕之:1, 石田 照佳:1
1:広島赤十字原爆病院外科

【目的】PD術後のD-AMYの推移を調べ、適切なドレーン管理を検討。【対象と方法】POD3以降のD-AMYを測定したPD101例を対象。D-AMYの推移を5パターンに分けて検討。I: D-AMYが血清AMYの3倍以下が持続、 II: POD3は3倍以上、以後3倍以下、III: 3倍以上が持続、IV: POD3は3倍以下、POD5(7)より3倍以上、V: POD3は3倍以上、POD5で3倍以下、POD7で再び3倍以上。IVとVを遅発性PFと定義。【結果】各パターンのPFのGrade(ISGPF A/B/C)は、I (n=46,46%);0/0/1、II (n=15,15%);15/0/0、III(n=25,25%);8/14/3、IV(n=6,6%);3/2/1、V(n=9,9%);2/6/1。POD7までに抜去した23例はPFなし。遅発性PFは11/16例(69%)がGrade B,C。PFのない例に比較し、膵癌が少なく,手術時間が短く,soft pancreasが多く,POD1のD-AMYが高値。【考察】PFの徴候のない症例では早期抜去が可能と考えられる。一方、soft pancreas例やPOD1のD-AMYが高値の症例では遅発性PFの発生に注意すべきである。
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