演題

OP-158-4

膵全摘術の手術適応と術後管理の問題点

[演者] 伊藤 孝:1
[著者] 阿部 由督:1, 中村 直人:1, 松林 潤:1, 余語 覚匡:1, 鬼頭 祥悟:1, 浦 克明:1, 豊田 英治:1, 平良 薫:1, 大江 秀明:1, 川島 和彦:1, 廣瀬 哲朗:1, 石上 俊一:1, 土井 隆一郎:1
1:大津赤十字病院外科

【背景】膵全摘術後の安定した血糖管理は消化吸収障害が改善されてはじめて可能となる。膵全摘の術後管理の問題点について検討した。【方法と結果】2011~14年の4年間に膵全摘術を施行した9例(男性6例、女性3例、70±6歳[58~77歳])。主膵管型IPMN、4例、膵癌5例(2例は残膵全摘)。残膵全摘を除く7例のうち6例で全胃幽門輪温存膵全摘を施行、この内3例は脾臓・脾動静脈温存術式。手術時間387±69 分、出血量576±329 g、周術期に輸血を必要とした症例なし。合併症はClavien-Dindo分類のGradeⅡが55 %、Ⅲ以上はなし。難治性下痢は認めなかった。入院期間は術後31±9日。術後インスリンの必要量は21±10U/日。20%以上の体重減少は2例。膵消化酵素補充剤は全例に処方されており、パンクレリパーゼで900(450-1200)mg/日であった。【結語】膵全摘術は術後にインスリン依存状態となるものの手術適応を慎重に判断することで有用な術式になりえる。
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