演題

OP-158-3

術中採取膵液アミラーゼ値は術後膵瘻リスクを予測できる

[演者] 今井 浩二:1
[著者] 石井 大介:1, 鈴木 達也:1, 内田 浩一郎:1, 渡邉 賢二:1, 萩原 正弘:1, 小西 奈々美:1, 川原 敏靖:1, 松野 直徒:1, 古川 博之:1
1:旭川医科大学消化器病態外科

背景と目的:「Soft pancreas」には定義がなく、視触診による主観的な評価である。直接膵液のアミラーゼ値(AMY値)を採取・測定して膵組織の活動性を数値化し、術後膵瘻リスクの予測因子となり得るか検討する。対象と方法:当科で施行したPD41例を対象とし、膵液はUSガイド下で穿刺か、膵管ステントを挿入して採取した。結果:GradeA以上の膵瘻は14例(34.1%)でGradeB以上は2例(4.9%)であった。ROC曲線によるカットオフ値は20000IU/Lで、術中採取膵液アミラーゼ値が20000以上の高アミラーゼ値群では膵瘻の発生率は48%で20000未満の低アミラーゼ値群では膵瘻の発生は0%であった。結語:術中採取膵液アミラーゼ高値は膵瘻発生と強く相関しており、術中に膵瘻発生の可能性を予測できる。低アミラーゼ値群は膵瘻発生リスクが低く、術中判断可能なため今後ドレーンの早期抜去(POD1~2)、もしくはドレーン無しを検討したい。
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