演題

OP-155-7

切除可能膵癌に対する術前化学療法の有用性

[演者] 井手 貴雄:1
[著者] 三宅 修輔:1, 上田 純二:1, 能城 浩和:1
1:佐賀大学一般・消化器外科

【目的】切除可能膵癌において、手術先行例(対照群)と比較した術前化学療法(NAC)の有用性を検証する。【対象と方法】2001年以降の切除を企図したcStage Ⅲ , Ⅳa膵癌112例。NAC群はGEM+S-1療法を2コース施行後、根治切除を施行した。【結果】NAC群は28例で、3例は病変進行のため切除不能であったが、25例(PR 5例、SD 20例)は切除可能であった。術後合併症発生率、術後補助療法施行率は両群間で有意差を認めなかった。NAC群と対照群のR0切除率、術後CA19-9正常化率、術後2年再発率は、それぞれ88%・86%・32%、81%・52%・61% (p=0.018)、術後1年生存率、3年生存率は、それぞれ72.5%・36.3%、67.2%・24.8%で、NAC群で有意に短期成績は良好であった(p=0.047)。【結語】切除可能膵癌において、NACは短期の治療成績を向上させる。多施設共同臨床試験によってNACの有用性を再確認するとともに、レジメンの更なる改良が必要と思われる。
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