演題

OP-155-6

切除可能膵癌に対する血管合併切除を伴った膵切除及び術前治療の意義

[演者] 高野 重紹:1
[著者] 吉富 秀幸:1, 清水 宏明:1, 大塚 将之:1, 加藤 厚:1, 古川 勝規:1, 高屋敷 吏:1, 久保木 知:1, 岡村 大樹:1, 鈴木 大亮:1, 酒井 望:1, 賀川 真吾:1, 宮崎 勝:1
1:千葉大学肝胆膵外科

【目的】膵癌の切除可能ラインの決定は未だ議論の多いところである。切除可能(R),切除可能境界(BR)に群分け解析し、脈管浸潤の程度で切除可能例を検討。予後解析によりR,BRに対する治療戦略について検討。【対象】2008-2012年に膵頭十二指腸切除、膵全摘術を行った膵頭部膵癌72例。【結果】R:26例,BR:46例。門脈合併切除はR:3例(12%),BR:42例(91%)。2年生存率:40.1/56.9%とBRはRと同等の成績。全72例のITT解析でMST:28.1ヶ月、R/BR群別でのMST:22.9/28.7ヶ月とR, BR群間に差を認めず。BR症例中、手術先行(31例),術前治療(15例)の両群間も有意差なし。門脈浸潤(PV):23例、門脈,動脈浸潤(PVA):23例群間で、MST:30.3/28.2ヶ月と有意差無し。PVA23例中、手術先行(11例)/術前治療(12例)で治療後の2年生存率:45.5/71.4%と術前治療群が有意に予後良好。【結語】門脈浸潤症例は切除可能と分類できる。術前療法は、PVA症例には有効である可能性がある。
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