演題

OP-155-5

主要血管合併切除を必要とする通常型膵癌に対する術前化学療法の効果について

[演者] 和田 慶太:1
[著者] 佐野 圭二:1, 天野 穂高:1, 三浦 文彦:1, 豊田 真之:1, 伊藤 博道:1, 青柳 賀子:1, 澁谷 誠:1, 池田 豊:1, 貝沼 雅彦:1, 高橋 邦彦:1
1:帝京大学外科

【はじめに】主要血管合併切除を必要とする通常型膵癌の予後は一般的に不良である。2011年以降、治療成績向上目的に行ってきた術前化学療法の成績について検討した。【方法】2001-13年に切除した通常型膵癌210例中、主要血管合切施行118例を対象。術前治療施行群14例と非施行群104例の治療成績を比較し予後因子について検討。【結果】術前治療の内訳は、NAC 10例、NAC+CRT 4例。血管合切の内訳は、門切のみ84例、動脈切除34例(群間差なし)。R0率、N0率は術前治療群で良好(100% vs. 68%, 64% vs. 17%)、2生率は66% vs. 33%と術前治療群で良好。単変量解析では術前治療、術後合併症、術後補助化学療法の有無に有意差あり、多変量解析では術前治療(OR: 2.876), 術後補助化学療法(OR: 2.426)が有意な独立予後因子であった。【結語】主要血管合併切除を要する通常型膵癌に対する術前治療群は手術先行群と比較して有効な治療戦略である可能性が示唆された。
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