演題

OP-155-3

切除可能膵癌に対する治療戦略

[演者] 猪股 研太:1
[著者] 北郷 実:1, 板野 理:1, 篠田 昌宏:1, 八木 洋:1, 阿部 雄太:1, 日比 泰造:1, 永 慈教:1, 筒井 りな:1, 岸田 憲弘:1, 雨宮 隆介:1, 高木 知聡:1, 藤田 優裕:1, 皆川 卓也:1, 相浦 浩一:2, 北川 雄光:1
1:慶應義塾大学一般・消化器外科, 2:川崎市立川崎病院外科

[背景]当院では2003年よりUICC T3症例には切除可能症例として放射線40Gyを、T4症例は切除不能症例として放射線50.4Gyを含む多剤抗癌剤併用による化学放射線療法を取り入れてきた。[目的]切除可能膵癌に対する手術先行と術前化学放射線療法(NACRT)を比較検討する。[方法]2003~2013年に当院で手術を企図したUICC T3膵癌のうち、手術先行の95例(S群)とNACRTの32例(N群)について比較検討した。[結果]N群では3例で進行を認め2例が手術希望せず、27例に手術を施行した。3例が術中所見で非切除となり24例が切除された(切除率75%)。N群の2例にpCRを認めた。R0率はS群で71.5%、N群で80.0%。生存率はS群で1/3/5年が95.5/56.9/28.8%、N群全体では非切除症例を含めて1/3/5年が80.5/62.4/56.8%、切除症例で87.0/73.4/66.7%であった。[結語]切除可能膵癌に対するNACRTは潜在的な遠隔転移症例の選別のみならず、根治切除率の向上により予後を改善させる可能性が示唆された。
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