演題

OP-154-4

術前化学放射線治療によって膵癌の予後は本当に改善しているのか? ~当科106例での検討~

[演者] 江口 英利:1
[著者] 永野 浩昭:1, 丸橋 繁:1, 和田 浩志:1, 浅岡 忠史:1, 富丸 慶人:1, 友國 晃:1, 濱 直樹:1, 川本 弘一:1, 森 正樹:1, 土岐 祐一郎:1
1:大阪大学消化器外科

遠隔転移を伴わない浸潤性膵管癌症例で化学放射線療法を施行した106例において、ITT解析で成績を検討した。術前治療終了後に切除可能(R)またはPV/SMV浸潤陽性(BRPV)の症例は切除術、主要動脈浸潤が半周以下(BRA)の症例は6ヶ月間の化学療法を継続後に切除術、主要動脈浸潤が半周以上または遠隔転移出現症例は切除不能(UR)と判断し化学療法を継続した。【結果】内訳はstageⅠ:Ⅱ:Ⅲ:Ⅳa:Ⅳb=1:0:10:95:0例で、初診時診断はR:BRPV:BRA:UR=38:29:18:21例、切除術は31:22:9:0例(82:76:50:0%)に施行しえた。ITT解析による50%生存期間はR:BRPV:BRA:UR=29:30:22:11か月でRおよびBRPVの症例で特に良好であった。【結語】切除可能膵癌および門脈浸潤陽性膵癌に対する術前化学放射線治療は予後改善において意義がある可能性が示唆された。
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