演題

OP-154-3

Borderline resectable膵癌に対するS-1併用放射線療法後切除:R0切除を目指したSMA周囲リンパ節・神経叢郭清

[演者] 高橋 進一郎:1
[著者] 小西 大:1, 後藤田 直人:1, 加藤 祐一郎:1, 池田 公史:2, 小林 達伺:3, 秋元 哲夫:4
1:国立がん研究センター東病院肝胆膵外科, 2:国立がん研究センター東病院肝胆膵内科, 3:国立がん研究センター東病院放射線診断科, 4:国立がん研究センター東病院放射線治療科

【背景】鉤部BR膵癌の手術ではR0切除、合併症予防のため解剖を十分理解した手技が不可欠である。【方法・成績】H22よりBR膵癌23例に術前S-1併用放射線療法を施行し切除可能であった全14例でR0が得られた。以下鉤部BR膵癌でのSMA周囲廓清手技を述べる。(1)結腸間膜尾側でSMV、SMA(神経叢外側)をテーピング。神経叢を縦に切開し右方から外膜の層で神経叢を剥離。 (2)外膜の層でSMAを再度テーピング後、右方からIPDA根部を結紮切離。神経叢外側のテーピングに留意し過剰な廓清を防止しつつR0を意識して神経叢切離を行う。(3) SMA左側のリンパ節廓清行う。この時、大動脈傍リンパ節周囲、IMV周囲のリンパ漏に注意する。(4)膵切離の後SMA神経叢郭清を根部まで施行し最後に門脈を切離、標本を摘出する。【結論】鉤部BR膵癌ではSMA周囲の解剖を理解し適切な切除を行うことでR0切除率が高まりリンパ漏や難治性下痢等合併症の予防も可能と考える。
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