演題

OP-154-2

局所進行膵癌に対する温熱治療併用集学的治療の局所効果

[演者] 下村 治:1
[著者] 小田 竜也:1, 橋本 真治:1, 宮本 良一:1, 稲垣 勇気:1, 黒川 友博:1, 高野 恵輔:1, 大城 幸雄:1, 福永 潔:1, 大河内 信弘:1
1:筑波大学消化器外科

【背景】膵癌が難治性である理由として間質の増生が挙げられている.我々は温熱治療が薬剤透過性を亢進させることを確認した.温熱療法を加えた集学的治療を7例に施行し,その局所効果と短期成績について報告する.【方法】切除不能局所進行膵癌(LAPCに限定)を対象とした.GEMを週1回4~5回投与し,50Gy/25Frの放射線療法を併用した.温熱療法はサーモトロンRF8を用い,GEM投与直後に1時間施行した.約1か月休薬の後,手術可否を判断した.【結果】LAPC 6例を対象とし,1例にGrade3の胃潰瘍を認めたが全例で完遂可能であった. RESISTによる効果判定はPR2例,SD5例であった.CA19-9が上昇を認めていた4例中3例で正常化した.3例に対し膵切除を行い,3例ともR0切除が可能であった. 3例の短期成績は,1例が術後約7か月で肝転移が出現し,2例は無再発生存中である.【結語】LAPCに対する温熱治療併用化学放射線治療は強力な局所制御効果を有する.
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