演題

OP-153-7

膵胆管合流異常における胆嚢の病理組織学的所見の検討

[演者] 浅野 史雄:1
[著者] 森 隆太郎:1, 澤田 雄:1, 大田 洋平:1, 本間 祐樹:1, 熊本 宜文:1, 松山 隆生:1, 武田 和永:1, 遠藤 格:1
1:横浜市立大学消化器・腫瘍外科

【背景】膵胆管合流異常(以下、合流異常)では膵液が胆道内に逆流するため高率に胆嚢癌を合併し、合流異常の有無で発癌機序は異なると考えられている。【対象と方法】当科で2000年以降に経験した、合流異常合併症例の摘出胆嚢の病理組織学的所見を比較検討した。【結果】全患者は49例、胆管拡張型37例、非拡張型12例で、術式は肝外胆管切除が33例、胆嚢摘出のみが16例であった。胆嚢の病理学的所見は診断困難4例、慢性炎症18例、過形成14例、化生3例、癌10例で、異形成は2例で癌症例の胆嚢のみに認められた。手術時平均年齢は慢性炎症 51.1歳 (16−82歳)、過形成45.9歳(22−77歳)、化生46歳(36−54歳)、異型性58.5歳(54−63歳)、癌59.1歳(35−72歳)であった。【考察】病理組織学的所見は合流異常では時間経過と共に各段階を進行するという上記仮説の裏付けと考えられ、今後は分子生物学的にその発癌機序を解明する必要があると考えられた。
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