演題

OP-153-5

進行胆嚢癌に対する膵頭十二指腸切除の意義

[演者] 山本 有祐:1
[著者] 宮田 隆司:1, 上村 直:1, 蘆田 良:1, 伊藤 貴明:1, 岡村 行泰:1, 杉浦 禎一:1, 絹笠 祐介:2, 坂東 悦郎:2, 寺島 雅典:2, 上坂 克彦:1
1:静岡県立静岡がんセンター肝胆膵外科, 2:静岡県立静岡がんセンター消化器外科

【背景】進行胆嚢癌のPDの意義を検討した。【対象】PD適応:PD併施のみR0達成可能な症例。T2(UICC)以上胆嚢癌96切除例を対象としPD施行群(A群,n=21)と非施行群(B群,n=75)を比較検討した。【結果】A群のPD併施の理由は膵頭リンパ節転移7例、十二指腸膵浸潤6例、Binf4例、胆管癌膵癌疑い4例。A群でStageIII,IVが多かった(90%vs.65%, p=0.02)。A/B群の術式は2区域以上肝切除9/20例(p=0.2)、S4a+5切除2/13例、肝床切除6/32例、全層胆摘4/10例、門脈合併切除4/4例(p=0.1)で差はなかった。B群S4a+5切除で在院死を1例認め、合併症(Clavien 3以上, 81vs22%, p<0.01)はA群で多かった。5生率(40%vs.46%, p=0.96)、2区域以上肝切除の5生率(34%vs.19%, p=0.43)は差がなかった。多変量解析の結果、Alb<3.0、腫瘍径>9cmがA群の独立予後因子であった。【結語】Alb低値や巨大腫瘍への適応は慎重を要するが、PD併施のみR0達成可能な胆嚢癌へのPDは許容される可能性が示唆された。
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