演題

OP-152-5

腹腔鏡下胆嚢摘出術で判明した偶発胆嚢癌症例における治療方針

[演者] 高橋 祐輔:1
[著者] 横山 直行:1, 松澤 夏未:1, 登内 晶子:1, 中村 陽二:1, 小林 和明:1, 佐藤 大輔:1, 岩谷 昭:1, 桑原 史郎:1, 山崎 俊幸:1, 大谷 哲也:1
1:新潟市民病院消化器外科

【目的】腹腔鏡下胆嚢摘出(LC)術中・術後に判明した偶発胆嚢癌の実態解明と、追加切除の意義を明らかとする。【対象・方法】当院で施行されたLC1719例を対象とした。偶発胆嚢癌に対しては、①断端癌遺残の有無、②癌深達度、③耐術能、を考慮して根治切除を追加した。【結果】偶発胆嚢癌は31例(1.8%)に認められた。術中判明偶発癌は12例(T1;2例、T2以上;10例)と進行病期が多く、術後病理診断で判明した胆嚢癌19例は約半数が早期癌(T1;10例、T2以上;9例)であった。31例中、12例に追加切除が施行された。T1症例では追加切除施行に関わらず再発例はなかった。T2以上の患者転帰検討でも、追加切除施行例(術後再発4/10例:40%)と非施行例(術後再発4/9例:44%)との間に有意差はなかった。【結語】LC偶発胆嚢癌の患者予後への追加切除の有意な寄与は認めず、T2以上の進行期症例では補助化学療法等を考慮すべきと思われた。
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