演題

SY-7-6

肝門部胆管癌に対する肝動脈門脈合併切除再建術を伴うHPD

[演者] 岡村 圭祐:1
[著者] 土川 貴裕:1, 中村 透:1, 田本 英司:1, 野路 武寛:1, 福田 直也:1, 市之川 正臣:1, 倉島 庸:1, 海老原 裕麿:1, 村上 壮一:1, 七戸 俊明:1
1:北海道大学消化器外科Ⅱ

【はじめに】当科では胆管癌に対し肝動脈切除再建を導入し根治術向上を目指してきた.【目的】肝動脈合併切除再建を伴うHPD症例を供覧し工夫を示す.【症例】 50歳代,男性.右肝動脈浸潤を伴う肝門部胆管癌に対し肝左三区域尾状葉切除,肝外胆管切除,右肝動脈及び門脈合併切除再建を予定.迅速病理診断で十二指腸側胆管断端に浸潤癌の存在を認めたためSSPPDを併施.門脈再建は左腎静脈をグラフトとして使用.肝動脈は顕微鏡下に再建.肝動脈閉鎖時間は164分.手術時間989分.病理学的に各切除断端に癌の露出を認めなかった.仮性膵嚢胞の治療を要し術後117日目に退院.術後2年2か月再発生存中.【結果】Major HPD36例中,肝動脈合併切除再建を2例に施行.もう1例は術後に人工呼吸器管理の必要な肺炎を生じた.【考察】本術式は合併症による長期入院を招く限界点にある手術と考える.【まとめ】本術式ではより慎重な患者の選択や手術時間の短縮が必須である.
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