演題

OP-150-7

脾臓摘出術後における門脈系血栓症(PSVT)の検討

[演者] 白鳥 史明:1
[著者] 片桐 敏雄:1, 田村 晃:1, 吉田 公彦:1, 木村 和孝:1, 久保田 喜久:1, 石井 淳:1, 前田 徹也:1, 土屋 勝:1, 大塚 由一郎:1, 島田 英昭:1, 金子 弘真:1
1:東邦大学医療センター大森病院一般・消化器外科

脾摘後PSVTを検討した。過去5年で脾摘術を施行した52例を門脈系血栓症群(血栓群)と非血栓症群に分け検討した。年齢、性別、手術時間、出血量、術後FDP・Dダイマー、術前脾静脈径に関し検討した。術後線溶系異常例はPSVT評価の為造影CTを行った。正常例も術後1週間に造影CTで評価している。PSVT疑いで造影CTを行いどの程度がPSVTを呈しているか評価した。発生部位も検討した。PSVTは脾摘術のみ施行した5例に認め、部位は肝内門脈2例、脾静脈3例であった。血栓群では術後FDP・Dダイマーは高値であった。PSVTを疑い造影CT施行例は4例で、3例がPSVTだった。残り2例は術後造影CT評価で診断された。PSVTは諸家の報告同様脾臓摘出術のみが施行された症例で生じやすく、脾静脈が長く残存することが発生の一因となる可能性が考えられた。PSVTは早期発見・早期治療が重要であり、術後採血異常症例はもとより異常がなくとも画像検査を施行することが肝要と思われた。
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