演題

OP-150-6

標準脾容積の設定とそれを利用した肝予備能評価

[演者] 高原 武志:1
[著者] 新田 浩幸:1, 中村 聖華:1, 長谷川 康:1, 武田 大樹:1, 片桐 弘勝:1, 板橋 英教:1, 大塚 幸喜:1, 肥田 圭介:1, 佐々木 章:1, 若林 剛:1
1:岩手医科大学外科

(目的)Urataらの標準肝容積 (SLV: Standard Liver Volume)の算出方法を模倣し、標準脾容積 (SSV: Standard Spleen Volume)を算出する。このSSVを利用し、肝切除前の肝予備能評価に利用できないかを検討する。(方法・対象)①正常の成人70症例を対象とし、SSVを算出する。CTから脾容積を算出し、身長・体重などの因子より、SSV(cm3)を計算する。②SSVを利用して、当科での区域切除以上の肝切除症例の66症例の術後経過についてretrospectiveに検討する。(結果)①SSV(cm3)= 177.7 ×BSA−179.9②術前脾容積/SSV≧1.1以上の群30例で術後T-Bil値が1.2以上の症例9例(30%)であった (p<0.05)(考察)区域切除以上の肝切除において、術前の脾容積とその症例におけるSSVと比較することによって、非侵襲的に術前の門脈圧を客観的に推測可能であり、特にその比(術前脾容積/SSV)が1.1以上の場合には、術後TB:1.2mg/dl以上が遷延する可能性があることが示唆された。
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