演題

SY-7-5

肝門部胆管癌に対する手術適応の拡大と限界:肝動脈合併切除に着目して

[演者] 上坂 克彦:1
[著者] 杉浦 禎一:1, 岡村 行泰:1, 伊藤 貴明:1, 山本 有祐:1, 絹笠 祐介:2, 坂東 悦郎:2, 寺島 雅典:2
1:静岡県立静岡がんセンター肝胆膵外科, 2:静岡県立静岡がんセンター消化器外科

【目的】肝門部胆管癌に対する肝動脈合併切除の成績を検討し、手術手技をビデオで供覧する。【成績】当院で切除した肝門部胆管癌143例中、右肝動脈合併切除を行った30例が対象。左肝切除+S1切除18例、左3区域切除+S1切除12例で、門脈合併切除を11例(37%)、膵頭十二指腸切除を7例(23%)に併施。在院死亡0例、合併症率43%、3年、5年生存率は、肝動脈合併切除群78%、44.1%、肝動脈非合併切除群66.3%、53.4%であり差はなかった。【ビデオ供覧】60歳、男性、Bismuth type IVの肝門部胆管癌に対し、左3区域門脈枝塞栓術の後、肝左3区域切除、S1切除、肝外胆管切除、門脈・右肝動脈合併切除を行い、門脈は左腎静脈グラフトで再建、肝動脈は後枝に胃十二指腸動脈をスイッチして再建。手術時間13時間35分、出血量4561gであった。【結論】肝門部胆管癌に対する肝動脈合併切除を伴う肝切除術は、手技的難易度や術後合併症率が高いが、予後に貢献しうる。
詳細検索
アプリバナー iPhone版,iPad版 Android版