演題

OP-150-2

IFN導入前に腹腔鏡下脾摘術と肝局所療法同時施行の有用性

[演者] 小森 宏之:1
[著者] 宮瀬 志保:2, 原岡 克樹:2, 大内田 義博:2, 岡部 和利:1, 富安 真二郎:3, 佐野 收:1, 別府 透:4, 山中 剛:1, 馬場 秀夫:4, 藤山 重俊:2
1:くまもと森都総合病院外科, 2:くまもと森都総合病院肝・消化器内科, 3:熊本地域医療センター外科, 4:熊本大学消化器外科

C型肝炎ウイルス駆除のためインターフェロン(以下、IFN)導入する際に血小板減少や肝細胞癌の合併により、導入が困難な症例がある。血小板減少に対しては脾塞栓術(PSE)や脾臓摘除術、肝細胞癌に対しては局所凝固療法や肝切除を先立って行うが、両者が同時に存在する場合は治療導入まで時間を要することが多い。2006年1月~2013年8月に、当院でIFNを導入した935症例中、35例にPSEを、8例に導入前脾摘術を、23例にHCCに対する局所治療を施行した。内2例に脾摘と肝細胞癌の治療を同時に、2例に異時的に行なった。PSE後は導入期間まで短かったが、途中血小板がふたたび減少する等により完遂率86%と低値であった。異時施行例より同時施行例が導入まで短い傾向にあった。肝局所療法と脾摘術を、侵襲の低い腹腔鏡下に同時に行うことで、IFN導入前治療における患者の医療負担を軽減しIFN治療の速やかな導入を可能にすると思われた。
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