演題

OP-150-1

肝硬変症に対する腹腔鏡下脾摘術の合併症を克服するための手技の標準化と手術成績

[演者] 川中 博文:1
[著者] 赤星 朋比古:2, 武石 一樹:2, 伊藤 心二:2, 播本 憲史:2, 松本 佳大:2, 木村 光一:2, 王 歓林:2, 今井 大祐:2, 別城 悠樹:2, 中川原 英和:2, 山下 洋市:2, 池上 徹:2, 吉住 朋晴:2, 調 憲:2, 池田 哲夫:2, 前原 喜彦:2
1:九州大学外科集学的治療学, 2:九州大学消化器・総合外科

【はじめに】肝硬変に対する腹腔鏡下脾摘術(LS)を安全に行うために、手技を標準化した。【対象と方法】前期(94~04年12月)106例の手術成績の解析より、中期(05年1月~08年3月)の159例では、1000mL以上の超巨脾、側副血行路が著明、Child-Pugh 9以上をHALSの適応とした。後期(08年4月~13年12月)では、HALSの適応基準を脾重量600mL以上とし、125例にLSを行った。合併症はClavien-Dindoのgrade II以上とした。【結果】(1) 前、中、後期で、開腹移行は11例(11%)、3例(2%)、4例(3%) (p=0.004)、出血量は300g、87g、98g (p<0.001)と安全な手術が可能となった。手術関連死はなく、手技と関連した合併症は10例(9%)、6例(4%)、3例(2%) (p=0.033)と減少した。出血関連のgrade IVの合併症を前期4例に認めたが、中・後期では認めなかった。膵液漏は390例中2例 (0.5%)のみであった。【まとめ】手技の標準化とHALSの適正使用により、安全な腹腔鏡下脾摘術が可能となった。
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