演題

OP-148-2

膵IPMNの悪性度進展におけるEZH2の発現

[演者] 黒木 秀幸:1
[著者] 林 洋光:1, 岡部 弘尚:1, 橋本 大輔:1, 中原 修:1, 中川 茂樹:1, 近本 亮:1, 廣田 昌彦:2, 別府 透:1, 馬場 秀夫:1
1:熊本大学消化器外科, 2:熊本地域医療センター外科

【目的】膵IPMN(Intraductal Papillary Mucinous neoplasm)において、ポリコームタンパクEZH2(Enhancer of zest homologue2)と癌抑制遺伝子p27Kip1の関係を明らかにする。【方法】当院および熊本地域医療センターにて IPMNの診断で膵切除を行った54症例を対象とした。H&E染色にて133のIPMN病変と48のnormal ductを同定し、EZH2、Ki67、p27Kip1の免疫染色を行った。さらに、20のIPMN病変と7のnormal ductからtotal RNAの抽出を行い、real time PCR法にてEZH2とp27Kip1のmRNAの発現を解析した。【結果】免疫染色にてIPMNの悪性度進展に伴い、EZH2、Ki67の発現率は段階的に上昇し、有意な相関を認めた(p<0.001)。また、real time PCR法でmRNA の発現はEZH2で上昇し、p27Kip1で低下し、逆相関を認めた(p=0.0231)【結論】EZH2はp27Kip1をdown regulationすることにより、細胞増殖を上昇させ、IPMNのmalignant potential獲得に関与することが示唆された。
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