演題

OP-148-1

IPMN由来浸潤癌とIPMN併存膵癌の鑑別におけるGNAS・KRAS遺伝子変異解析の有用性

[演者] 田村 公二:1
[著者] 大塚 隆生:1, 伊達 健治朗:1, 藤本 崇聡:1, 松永 壮人:1, 木村 英世:1, 渡邉 雄介:1, 宮崎 哲之:2, 宮坂 義浩:1, 山田 大輔:1, 大内田 研宙:1, 高畑 俊一:1, 小田 義直:2, 水元 一博:1, 田中 雅夫:1
1:九州大学臨床・腫瘍外科, 2:九州大学形態機能病理学

背景:IPMNに併存する通常型膵癌(PDAC)においてIPMNとPDACの両病変が近接する場合,浸潤癌がIPMN由来癌(Inv-IPMC)か併存癌か病理学的診断に迷うことがある. IPMN併存膵癌とInv-IPMCの鑑別が遺伝子変異解析により可能か検討した.対象と方法:IPMN併存通常型膵癌切除例15例を対象とした.IPMN病変部(n=16)と併存癌部(n=16)計32病変のGNAS/KRAS遺伝子変異を解析した.対照群としてInv-IPMC浸潤部と非浸潤部およびInv-IPMC原発巣と転移巣の同遺伝子変異を比較した.遺伝子変異はHRM法とPCR産物のシークエンス解析を用いた.結果:IPMN併存膵癌15例では同一膵内のIPMNとPDACの遺伝子変異様式が全例で異なった.Inv-IPMCの浸潤部と非浸潤部の変異様式は10例中9例(90%)で一致した.Inv-IPMCと転移巣(リンパ節2例,肺1例)の比較検討でも,全例で変異様式が一致した.考察:GNAS/KRAS遺伝子変異解析を組み合わせることで,分子生物学的にPDACとInv-IPMCの鑑別診断が可能と考えられる.
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