演題

OP-147-7

胸腺カルチノイド腫瘍の治療と成績

[演者] 竹下 伸二:1
[著者] 村松 高:1, 四万村 三恵:1, 木下 潤一:1, 田中 洋子:1, 諸岡 宏明:1, 日暮 亮太:1, 塩野 元美:1
1:日本大学心臓血管・呼吸器・総合外科

【はじめに】今回、我々が経験した胸腺カルチノイド症例の診断と治療を中心に若干の文献的考察を加え報告する。【対象】過去10年間に当科で経験した6例の胸腺カルチノイドを対象とした。【治療】肺動脈や腕頭動脈への浸潤を認めた2例に対し術前放射線・化学療法を施行した。手術は心膜、腕頭静脈、胸膜などの合併切除による完全切除が3例、合併切除なく完全切除が2例、不完全切除が1例であった。【成績】完全切除可能であった5例中、3例は無病生存中であるが、2例は遠隔転移を認めた。不完全切除の1例は、術後6年8ヶ月で死亡した。【考察】胸腺カルチノイドの治療の主体は外科治療である。しかし、完全切除症例においても再発例があり、長期の経過観察が必要である。今後は、EGFR、cKit遺伝子変異などを検索し、分子標的療法を含めた有効な術後補助療法の開発が望まれる。
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