演題

OP-147-5

浸潤性胸腺腫への拡大手術を中心とした集学的治療の成績

[演者] 宮崎 拓郎:1
[著者] 山崎 直哉:1, 土谷 智史:1, 松本 桂太郎:1, 田川 努:2, 永安 武:1
1:長崎大学腫瘍外科, 2:国立病院長崎医療センター呼吸器外科

(はじめに)当科の進行胸腺腫の治療成績を提示する。(対象と方法)1980年~2014までに手術した胸腺腫。正岡分類III‐IVb期例を臨床病例学的因子からretrospectiveに検討。(結果)III期14例。術後放射線療法を10例に施行。予後は腫瘍死4例、他病死4例。再発5例中(全例胸腔内)2例に外科切除、1例に放射線照射を施行。IVa期は9例あり5例は非完全切除で、予後は腫瘍死が3例。術前化学療法を3例、術後補助治療は7例。IVb期は8例。3例が腫瘍遺残あり。術後補助治療は7例に行われ、腫瘍死は5例。各病期の10年生存率は、III期33.2%、IVa期51.4%、IVb期16.7%で、腫瘍死に限るとIII期66.7%、IVa期68.6%、IVb期44.4%。(考察)IV期症例は非完全切除が多いが、補助療法と組み合わせで長期生存例もあり。切除率の向上を目指し、術前・術後補助療法の確立が必要。(結語)進行胸腺腫では拡大手術での完全切除を目標とするが、IV期症例でも積極的な切除を行うべき。
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