演題

OP-147-4

進行胸腺腫に対する術前・術後補助治療と積極的外科切除の重要性

[演者] 尾林 海:1
[著者] 清水 公裕:1, 永島 宗晃:1, 大瀧 容一:1, 川島 修:1, 上吉原 光宏:1, 菅野 雅之:1, 伊部 崇史:1, 懸川 誠一:1, 井貝 仁:2, 渥實 潤:1, 中澤 世識:1, 中野 哲宏:1, 竹吉 泉:1
1:群馬大学臓器病態外科, 2:前橋赤十字病院呼吸器外科

【目的】過去15年間の進行胸腺腫症例に対する術前・術後補助治療と外科切除の意義について検討した.【対象と方法】1990年4月から2014年8月に当科で治療した216例中正岡Ⅲ期以上の進行胸腺腫44例について,後方視的に検討した.【結果】平均年齢57(34~83歳).男性26例,女性18例.正岡分類Ⅲ/Ⅳa/Ⅳb期 各23/3/4例.WHO分類 A/AB/B1/B2/B3/C 各 3/ 2/ 3/ 8 /14 /14例であった.全例に胸骨正中切開による胸腺摘出術あるいは拡大胸腺摘術を施行した.Ⅲ期症例全体の10年生存率は67.5.%,C型で50.0%,それ以外の組織型で77.9%であった. Ⅲ期では完全切除群,術後放射線治療群で予後が良好な傾向が認められた.Ⅳ期では術前化学療法を行なった症例と,心膜播種巣を積極的に切除した症例で長期生存が得られた.【考察】Ⅲ期症例において外科的完全切除と術後放射線治療が,Ⅳ期症例においては術前化学療法と心膜播種病変の積極的な外科切除が予後に寄与する可能性がある.
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