演題

OP-147-2

完全鏡視下拡大胸腺摘出術の成績と検討

[演者] 桐林 孝治:1
[著者] 斉田 芳久:1, 渡邉 学:1, 岡本 康:1, 中村 陽一:1, 浅井 浩司:1, 榎本 俊行:1, 西牟田 浩伸:1, 萩原 令彦:1, 石井 智貴:1, 草地 信也:1
1:東邦大学医療センター大橋病院外科

当科では2010年9月から、完全鏡視下での拡大胸腺摘出術を症例により導入している.1989年1月から2014年8月までに施行した拡大胸腺摘出術80例中、完全鏡視下手術症例は11例.内訳は重症筋無力症(MG)2例、MG合併胸腺腫3例、胸腺腫2例、胸腺腫疑いの胸腺嚢胞3例、胸腺過形成1例.男性5例女性6例で平均年齢53.4(34−75)歳、手術時間は平均347.3(146−584)分であった.術式変更や術中副損傷、術後合併症は認めず、術後平均7.8(4−14)日で当科退院できた.胸骨正中切開69例と比較して、手術時間は81.4分余計にかかったが、外科退院基準が確立した2002年8月以降の21例と比較して、当科退院日数は6.3日短縮することができた.MG症例全例で症状が改善、術後症状の増悪は認めず、短期間のコントロールは良好である.完全鏡視下拡大胸腺摘出術は、安全性や術式選択に関しては慎重に検討することが重要で、今後中長期的な成績を見ていくことが大事と考えられた.
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