演題
OP-146-6
非小細胞肺癌切除後の予後因子としてのLNRとSUVmaxの有用性について |
【背景・目的】外科的切除が行われたNSCLC症例の術後の予後因子としてLNR(Lymph node ratio)およびSUVmaxの有用性について明らかにすることとした.
【対象・方法】2006年-2012年に葉切除+リンパ節郭清 を行ったNSCLC257例を対象とした.年齢,性別,喫煙歴,CEA,病側,組織型,腫瘍SUVmax値,pT因子,pN因子,LNR,V,Ly,PL,分化度,EGFR変異の有無について単・多変量解析で無再発生存に関わる予後因子の同定を行った.
【結果】男性161例,女性96例で年齢中央値は69歳.ROC曲線でcut off値をLNR:0.12, MaxSUV:7.3に決定した.多変量解析ではpT因子(p = 0.005),LNR(p = 0.025),およびSUVmax(p = 0.013)の3つが独立予後因子であった。
【結論】NSCLC切除例において,SUVmaxは他の病理学的因子よりも鋭敏に無再発生存の予測因子になり得ると考えられた.また,リンパ節転移については, LNRの方がpN因子よりも予後予測に有用な可能性がある.
【対象・方法】2006年-2012年に葉切除+リンパ節郭清 を行ったNSCLC257例を対象とした.年齢,性別,喫煙歴,CEA,病側,組織型,腫瘍SUVmax値,pT因子,pN因子,LNR,V,Ly,PL,分化度,EGFR変異の有無について単・多変量解析で無再発生存に関わる予後因子の同定を行った.
【結果】男性161例,女性96例で年齢中央値は69歳.ROC曲線でcut off値をLNR:0.12, MaxSUV:7.3に決定した.多変量解析ではpT因子(p = 0.005),LNR(p = 0.025),およびSUVmax(p = 0.013)の3つが独立予後因子であった。
【結論】NSCLC切除例において,SUVmaxは他の病理学的因子よりも鋭敏に無再発生存の予測因子になり得ると考えられた.また,リンパ節転移については, LNRの方がpN因子よりも予後予測に有用な可能性がある.