演題

OP-146-3

肺癌新病期分類Ⅱ期の妥当性と問題点

[演者] 三浦 弘之:1
[著者] 中嶋 英治:1, 福田 賢太郎:1, 高橋 秀暢:1, 池田 徳彦:2
1:東京医科大学八王子医療センター胸部外科, 2:東京医科大学呼吸器・甲状腺外科

【背景】II期肺癌は症例数が少なく、十分な予後も得られていない。新肺癌病期分類が提唱され変動があった。【対象】99年から08年の病理病期II期非小細胞肺癌59例を対象に、旧分類と新病期分類による生存率曲線を比較し妥当性・問題点を検討した。【結果】男性39例、女性20例、腺癌41例、扁平上皮癌13例、大細胞癌5例であった。旧IIA期15例の5生率は68.2%で、旧IIB期44例では60.9%であった。IIB期の28例は新IIA期に、1例はIIIA期に分類された。新分類での5生率はIIA66.9%、IIB49.0%と差が開大した。旧IB期のうち、新分類では12例がIIA期に、8例がIIB期に分類され、その5生率は64.2%、66.6%と逆転していた。【考察】肺癌新病期分類では各病期の差が明瞭となった。大型の腫瘍がより進んだ病期に編入され、治療体系を組み立てるうえで意義がある。局所進行大型腫瘍の予後は必ずしも悪くはなく、再発様式も異なり、腫瘍の性格を勘案した病期分類が望まれる。
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