演題

OP-146-2

腫瘍径からみた非小細胞肺癌における病理学的血管浸潤の予後への意義

[演者] 嶋田 善久:1
[著者] 加藤 靖文:1, 濱中 和嘉子:1, 小野 祥太郎:1, 前田 純一:1, 吉田 浩一:1, 萩原 優:1, 垣花 昌俊:1, 梶原 直央:1, 大平 達夫:1, 池田 徳彦:1
1:東京医科大学呼吸器・甲状腺外科

【背景】腫瘍径及びリンパ節転移(N)の有無に応じて、血管浸潤(BVI)がどの程度予後に影響を及ぼすかは明らかでない。【対象】2000年-2012年までで完全切除されたNSCLC 1829例を対象とした。【結果】846例(46.3%)でBVIを認めた。BVI+は-と比較し、有意に予後不良であった(5生率BVI +/-:58.0/86.1%、p < 0.001)。N-例において、BVIの頻度は腫瘍径2cm以下で18.5%、2-3cmで36.1%、3-5cmで53.9%、5.1cm以上で55.6%であり、N+例では各々70.0%、73.4%、85.8%、89.7%であった。全生存に関する多変量解析では、Nの有無によらず、5cm以下の各群ではBVIは独立予後因子であり、5cmを超える群ではBVIの有無は予後に関して有意差を認めなかった。【結語】腫瘍径5cm以下の群では、Nの有無によらず、BVIは強力な予後因子であった。BVIの頻度は3-5cmの群と5cmを超える群ではほぼ同等であった。BVI所見は、5cm以下の腫瘍ではT因子に関与する項目になりうる。
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